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2008年7月21日 (月)

ブルーブルー

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この美しくも悩ましい、トルコブルー・・


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きれいでしょ・・・?


これ、アトリエに来た人によくきかれます。
これとおなじのないんですか?

・・すみません、めったにありません・・

この美しいトルコブルーは
憂鬱のブルー、
作れども作れども、失敗ばかり。


この青は「銅」による発色です。
銅は、焼き物の着色によく使われます。
焼き方、温度によって、さまざまな色合いをみせる。
真っ赤から緑まで、12色環を制覇しそうなくらい、いろんな色がでるでる。

ということは、微妙な加減で、違う発色になってしまうということだ。

今年になってから、
ずっとこのブルーと格闘している。
といっても松原工房は自分で調合はしません。
佐賀県陶磁器原料株式会社という強ーい味方がおりまして、
「こんな色出したいのー」「こうゆう条件で焼成するのー」
「こないだの実験ではうまくいかなかったのー」とか
甘えたことを抜かす訳です。
その度に、社長直々に次の提案をしてくれる。


陶芸家ってみんな自分で色、作ってると思ってる人、多いでしょう?

わたしたちもそう思ってました。
しかし、ここ波佐見町と、おとなりの佐賀県有田町は全国でも屈指の焼き物産地、
餅は餅屋、いろんな分業でなりたっているのです。

そしてその技術や力を分け合うことで、みんなが発展する。
すばらしいなあとおもいます。

秘密の製法、とか、必殺の配合、とか
そんなんじゃなくて情報はオープンソースで、みんなでシェアしていて、
その上で、それぞれ、何をクリエイトするか?

わたしは、そういうのが、すてきだと思う。

それがこの町に来た理由のひとつでもある。


で、このブルー。

なかなかの難題でして、もう10回は配合を変えてるんだけど
まだ安定しない。
ちょっと条件が変わると、みてよこれ!


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うわ〜〜ん!!


陶芸の世界では、成功率のことを「歩留まり」といいます。
(ブドマリ、と発音)
歩留まりが悪い、というのはコストも労力も無駄になるので、ほんとに嫌になる。
もう本当につらい、このブルー!
10個作れば、8個は失敗する!


でもたまに成功すると、その海のような美しさ、
ふしぎに浮かび上がる結晶・・

やっぱりもう一回やってみよう、
と思うのです。


このブルーは「トルコブルー」。
数がほんと少ないですが、写真の「ひさご皿」(¥2500)と「たくはつ碗T」(¥2200)、
アトリエで販売しています。
お問い合わせはメールでどうぞ!


じゃ、またね!


追伸:
そういえば、ハリウッドランチマーケットの「ブルーブルー」というレーベルの
お洋服が似合う男の子が、好きだ・・。

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